はいしゃさんのおたより 発行日H7.3.1
むし歯になりにくい甘味料『キシリトール』
最近、新聞・雑誌などで『キシリトール入りのガム・あめを食べると、むし歯になりにくい』という記事を目にしたことはありませんか?キシリトールとは、甘味料の1種で、北欧(フィンランド・スウェーデンなど)を中心にガム・あめといったお菓子の中に入っています。
キシリトールの原料はカンバ(日本では白樺とよばれています)という木からとれます。その他にも、果物・野菜などからも採ることができるので、甘味料というより自然食品として親しまれているそうです。キシリトールには、次の様な効果が期待できます。
1.唾の中のミュータンス菌を減少させる。(ミュータンス菌はむし歯の原因菌です)
2.口の中を酸性にしない(口の中が酸性になるとむし歯になりやすい)
1.2.の事が、『キシリトール入りのガムを食べるとむし歯になりにくい』といわれる理由です。日本では、まだ食品として認可されていないので販売されていませんが、近いうちに日本でも販売されるようになりむし歯も少なくすることができればいいですね。