はいしゃさんのおたより 発行日H7.6.1
ハミガキ剤(歯磨剤)には、どのような効果があるのか?
歯の表面には、いろいろな汚れが付着していますが、大きく分けると、歯垢(むし歯を作る細菌)と食べ物の残りです。これらの汚れが、むし歯や歯ぐきの病気の原因といえます。歯の衛生の基本は口の中を清掃し、キレイにすることです。ハミガキ剤(歯磨剤)をつけて清掃することにより、ハミガキ剤に入っているいろいろな成分が効果的に働き、歯の表面や歯の間、口の中全体をキレイにするのです。ハミガキ剤を使用することにより、歯のいろいろな病気(むし歯)を予防すると同時に、口臭を防ぎ、歯を白くする効果が期待されます。
<ハミガキ剤(歯磨剤)の成分>
リン酸水素カルシウム・炭酸カルシウム…歯の表面を傷つけず、歯や口の中の汚れをおとす。
グリセリン・ソルビトール…ハミガキ粉をクリーム状にする。
ラウリル硫酸ナトリウム…泡を作り、汚れをおとす事を助ける。
アルギン酸ナトリウム・カラギーナン…他の成分をくっつける。
ペパーミントオイル・メントール・サッカリンナトリウム…爽快感を与え、口の中をサッパリさせる。
フッ化物・殺菌剤・消炎剤…むし歯予防、歯槽膿漏、歯肉炎の予防、口臭の除去
<注意>
つけすぎると口の中が泡だらけになってしまい、磨きたい所が見えなくなったり、磨いた気になってしまうので、逆効果です。米粒ぐらいの量で十分です。