はいしゃさんのおたより 発行日H7.9.1
食後20分がむし歯発生タイム
歯は、体の中で一番硬い場所です。そんな丈夫な歯も酸に出会うと石灰分が溶けてしまうことが弱点です。むし歯をつくる細菌としてよく耳にする“ストレプトコッカスミュータンス”も最終的には酸性物質(乳酸)を作り出して菌を溶かし始めるわけで、問題は口の中が酸性になる事にあります。
酸性やアルカリ性はphの数字で表すことができます。ph7が中性、数字が小さくなるとより酸性になりますがph5.4以下で歯のエナメル質は溶け出します。ph5.4がキーポイントです。
砂糖を食べると約1分30秒ぐらいで口の中に乳酸が作り出されます。phが5.4以上に戻るまで約20分かかります。一日中ダラダラと甘いものを口に入れないことがポイントです。
ph5.4以下にならないようにするためには、食べたらすぐに歯をみがくか、お茶又は水を飲むことをお勧めします。