はいしゃさんのおたより 発行日H7.10.1
不正咬合って何?
最近、学校の歯科検診で不正咬合と言われる紙を持ってくる子が増えています。不正咬合とは、歯並び・かみ合わせに何らかの以上があるといいことです。正常なかみ合わせとは、上の前歯が外側に2mmぐらい出ていて、上下的には3mmぐらいおおっていること、上下の4本の前歯の真ん中が顔の正中と一致していることをいいます。しかし、わずかな不正があっても、正常の範囲とすること多いのです。不正咬合の種類はたくさんありますが、よく聞かれるものをあげてみました。
下顎前突…下の歯が、上の歯より前に出ている。
上顎前突…上の歯が必要以上に出ている
叢生…八重歯など前後に凸凹して並んでいる
開咬…奥の歯で噛んでも前歯が合わない状態
正中離開…上の前歯の真ん中にすき間の開いている
治療期間とその後について…
咬合(咬みあわせ)の状態が悪い時は、その人に適した矯正治療が必要です。矯正治療はそれぞれの歯の状態によって違いますので、当然治療期間もことなります。
一般的矯正治療は約2〜3年間ほどかかります。矯正をするにあたっては矯正をする本人の治そうとする自覚が一番大切です。
正常に並んだ後にその位置できちんと固めるために、保定ということを行います。この保定にリテーナーという装置を用います。このリテーナーをしないと、またすぐに元の歯の状態に戻っていってしまうので、長期間の矯正治療が無駄になってしまいます。治療後リテーナーは必ずはめて下さい。
スタッフ一同、治療はもちろんむし歯にならないようにブラッシング指導にも力を入れていきます。治療中は痛みや違和感もありますが、治療が終わった時には、ステキな口元になりますので、がんばってくださいね!