はいしゃさんのおたより 発行日H8.4.1
ラバーダム防湿とは…
歯の治療をするときは、『ラバーダム防湿』という処置を行います。これは、ラバーシートという正方形で緑色のゴムのシートに穴をあけて、治療する歯だけを穴からだします。治療する歯だけをだすことにより、
1.歯を削るとき、必要以上に動く子供の下・ほっぺにキズをつけることを防ぎます。
2.口の中に水がたまることがなくなります。
3.下やほっぺに薬がつくことを防ぎます。
4.唾液(つば)が、つめる所について薬の接着力が弱くなるのを防ぎます。
5.治療器具を誤って飲み込むことを防ぎます。
以上のような利点があげられます。しかし、鼻疾患及び扁桃腺肥大などで、鼻で呼吸のできにくいお子さん(口呼吸又は泣いている場合など)には、ラバーダム防湿はできないこともありますが、治療時の安全性を高め、子供さん(患者さん自身)の負担を少なくし、より治療をスムーズに進めるためにも、頻繁に使用しています。子供さんには、『マスクをする』といって行っています。