はいしゃさんのおたより 発行日H.8.9.1
歯の神経をとるってどういうこと?
ムシ歯の治療の一つに一般的に「歯の神経をとる」という治療があります。症状は冷たい物、熱い物に対して痛みがあったり(冷水痛・温水痛)咬んだ時痛い(咬合痛)などがあります。又、症状がなくてもむし歯になっている部分が大きく、それを取り除いてうちに神経に達する場合も神経を取ることになります。以上の症状を放っておくと神経が腐ってしまい何もしなくても痛みがあったり(自発痛)、お風呂に入ると血液の循環が良くなり痛みがある(夜間痛)場合もあります。
治療方法は麻酔をした後神経を取り根管(神経のあった所)を消毒します。根管の状態が良くなってから根管内に薬をいれます。そのむし歯の健全な部分の残り具合によりクラウン(ギン歯)をかぶせるか白い詰め物をするか決められます。この治療は歯を残すための最終的な手段になり麻酔の後の違和感があるなど子供への負担も大きく、又、時間も経費も必要となります。定期的に歯科医の検診を受け早期発見・早期治療をおすすめします。