はいしゃさんのおたより 発行日H8.10.1
『歯のあたまの部分の神経をとる』治療があります。
<症状>
冷たい物、熱い物に対しての痛み(冷水痛・温水痛)、咬んだ時の痛み(咬合痛)などいろいろな症状があります。また、症状がなくても、むし歯の部分が大きく、むし歯の所を取り除いているうちに神経に達してしまう場合もあたまの部分の神経をとることになります。その場合、根っこの部分の神経は健康な状態で残します。
<方法>
麻酔をした後、むし歯の部分を全て取り除き歯のあたまの部分の神経を取り除きます。神経を取り除いた部分を消毒し根っこの神経(残りの部分の神経)とを遮断する薬をおき、セメントにて完全に封鎖します。そして、最終的に健全な部分の歯の残り状態によりギン歯(クラウン)をかぶせるか、白い詰め物をします。『歯のあたまの部分の神経をとる』ことにより根の部分の神経にむし歯を広げません。そのため、根の部分の神経は健康な状態で保存できるというわけです。