はいしゃさんのおたより 発行日H6.4.1
歯をぶつけて歯がぐらついたり抜けてしまっても元通りにもどすこともできます!
歯の外傷は転倒などによっておこるので、前歯が多いようです。ひどいときはその歯が折れただけでなく、抜けてしまうという場合もあります。時としては、歯は折れないけれども、いわゆる脱臼をおこして、グラグラになることもあります。
抜けた歯でも素早く適切な処置ができれば歯が助かります
・シンクに栓をし、水道水を流しながら、軽く10秒程度すすいで下さい。このとき決してゴシゴシ洗わないでください。もし、目に見える汚れがついていても決してアルコールや石けん・塩水などを用いないで、冷たい水だけで洗い流して下さい。歯根の表面の繊維を取り去らないことが大切なのです。この時、歯の根元(細く尖った方)ではなく、歯冠部(平らな広い方)をもって洗って下さい。
・牛乳の入った容器の中に入れたまま、ただちに歯科医院にまでもってきて下さい。牛乳がない場合は口の中(舌の下)に入れておいて下さい。コンタクトレンズの溶液でもかまいません。
重要なのは歯を湿ったまま保つことです。