はいしゃさんのおたより 発行日 H9.7.1
矯正治療の説明T
本文矯正といっても歯並びを全体に治す場合と部分的に治す場合があります。そこで今回は、
特に乳歯列から永久歯列に萌え変わる重要な時期に前歯が正常なかみ合わせでない場合
(反対咬合及び切端咬合)使用される矯正装置(部分的)を紹介します。
ステイック・・・上の前歯が生え萌えかけの時期で、咬みあわせが逆(上の歯が下の前より内側に入ってしまう)に
なりそうな時、内側から萌えてきたとき、上の前歯が傾いて萌えてきた時、スティクを使用し上の前歯を前方に
押し出し正常なかみ合わせにする。
年齢・・・一般的に7才前後(個人差があります)です。
期間・・・3〜6ヶ月間行います。患者さんの協力度によって治るか治らないかが決まります。
しばらく続けて改善がない場合は針金の装置となります。(舌側弧線装置)
注意・・・必ず医師の指示に従って行うようにしてください。勝手に行うと危険です。
舌側弧線装置・・・前歯だけ咬みあわせが反対の特に装着します。
(ステイックを使用して咬みあわせが改善しないときなど)左右6番目の歯(6歳臼歯)に金具(バンド)を装着し歯の裏から
太めの針金でつなげ細めの針金で上の前歯を押し出す方法です。歯が傾いていたり、ねじれている時に歯にボタン(ブラケット)をつけて行う場合もあります。

悪習癖防止装置(ハビットブレーカー)・・・舌を出す癖唇をかむ癖指しゃぶりのため咬みあわせても前歯がとじない状態(開咬)があります。
悪い癖を治す為の装置装置です。上の装置と同様バンドをし、3〜4本の針金がついているので下を出すとあたり、
前に出ないようにします。それを繰り返すことにより、舌が出なくなります。
年齢・・・低学年のうちに 治したほうがよいと思います。特に舌の舌の癖はなかなか治りません。
期間・・・半年〜1年間ですが舌の癖が治らない場合は期間が延びていく時もあります。