はいしゃさんのおたより 発行日 H9.11.1
本文混合歯列期のハブラシについて
混合歯列期とは、乳歯と永久歯とかまざり合って萌えている時期をいいます。年齢で表すとだいたい6才〜12才ぐらいの時期です。
この間は歯が萌え初めということで@歯質自体が弱いAハブラシの方法が適していないため歯面にハブラシがあたらないなどで
むし歯になりやすいです。@について歯が萌えて1〜2年でだ液の中のミネラルを吸収してエナメル質が強くなるのですが、
口の中が常に酸性(甘いものなどをダラダラ食べているに)になっているとミネラルを吸収できないため弱い歯質になってしまいます。
Aについて6才臼歯の萌え始めのときは普通にハブラシを奥歯に入れても6才臼歯にあたっていない場合があります。
また前歯などによく見られますが、歯が少しでもでこぼこしているとハブラシが隅々まであたらないので歯と歯の間がむし歯になってしまいます。
ではどのように予防すると良いといいますと6才臼歯などは(ほっぺを少し引っぱって歯ブラシを横にして磨く。
一本磨き用のハブラシで前歯など重なっている部分を縦磨きでていねいに磨く。糸ようじフロスなどを使って歯と歯の間の
食べかすをしっかり取り除く。永久歯も萌絵始めの時から定期的にフッ素を塗って歯質を強くする。予防充填(シーラント)をすることによって
歯の溝に食べかすがたまらないようにする。
文章にするとむずかしいようですが体の一部ですので毎日鏡を洗うことや手を洗うことのように習慣になればごく簡単なあたり前のことになります。
一生使わなくてはならない歯です。今思ったときから少しずつ気配りすればずいぶん違ってくると思います。これから寒さに向かうにつれて洗面所に
たつのはつらいかもしれません。そんなときはいすに座ってみがいてみて下さい。たって磨くより長く磨けるものですよ。がんばってください。
スタッフ一同力になりますのでどんなことでもお気軽に相談してください。