はいしゃさんのおたより 発行日 H10.8.1
転んで歯をぶつけたらどうしよう?
衝突、転倒、殴打などにより急激な強い外力が歯に加わると歯根膜(歯をしっかりと骨に固定する組織)の断裂
歯の破折、はの脱臼がおこることがあります。歯が飛び出す 骨に歯がうまる 歯がぐらぐらする このようになってしまったときは
できるだけ早くもとの位置に戻し固定を行い安静を保つようにします。手や足のけがにギブスを使うことと同じです。
このような場合も折れたり折れたりしたとき同様に歯と骨をつないでいる歯根膜と歯の骨の中にある神経に障害が及ばないように
すばやく処置することが大切です。固定はけがの程度にもよりますが3〜4週間ぐらいしています。固定期間中は歯の変色痛み動揺
歯ぐきの腫れなどの歯や歯のまわりの変化に十分注意してください。変化があればすぐに歯科に受診されることをお勧めします。
はをぶつけてそのままにしておくと・・・歯根膜に大きなダメージをうけると歯の根が吸収したり歯の神経にダメージをうけると歯の根に
病変が生じてうみがたまったり歯が黒くなったり鋭い痛みをともなうことがあります。ぶつけた場合はなんともないようでも一度歯科医院で
レントゲンなどをとってもらうと後々のためにはよいと思います。