はいしゃさんのおたより 発行日 H11.4.1
赤ちゃんの虫歯が最近増えてます
六ヶ月から、1歳前後になると、赤ちゃんの口の中には、上下八本の前歯が顔をだします。
最近そんなはえたばかりの歯に虫歯ができている赤ちゃんを、よく目にするようになりました。
これは、いわゆる「哺乳びん虫歯」といわれるもので、1歳から1歳半ぐらいになっても哺乳びんをくわえて、
ダラダラ飲みをしている赤ちゃんに多くみられます。とぎれなくダラダラ飲みをしていると、お口の中とくに、
上の歯に長時間ミルクや果汁に含まれている糖分がくっついているので、それをエサにしたむし歯菌が増殖し、
酸を産生して歯をとかしてしまうのです。いくら、体に良いといわれる牛乳・スポーツドリンクや、乳酸飲料も、
飲んだまま寝てしまっては、それに含まれる糖分によってむし歯になってしまいます。
(スポーツドリンクに含まれる砂糖の量350ml中約20g)←約大さじ1.5 こうならないためにも10ヶ月頃になったら
寝つくときにミルクを飲むのはやめましょう…夜はぐっすり眠れるように昼間おもいっきり遊びましょう。 
夜泣き対策のおっぱいやミルクはやめましょう…ちゃんと抱き起こして、コップで湯ざましなど、甘味や、
栄養のない物を飲ませて、寝かしましょう。 1歳すぎたら、コップで飲む練習をしましょう…
哺乳びんに、ジュースや、スポーツドリンクを入れてダラダラと飲ませない。
一度つけてしまったよくない習慣をなおすために、お母さんや家族で工夫し、協力し合って赤ちゃんをむし歯から守っていきましょう。