はいしゃさんのおたより H11.6.1
歯科検診
新学期が始まり、4〜6月にかけ各人の口腔内健康状態の調査(歯科検診)が行われます。
現在の歯科検診の内容は、
@/…現在歯の歯数(今現在萌出している健全な歯)
C…未処置歯(むし歯で治療してない歯)
○…処置歯(以前むし歯で処置した歯
△…むし歯のよる喪失歯
×…要注意乳歯
Co…要観察歯(初期病変の疑いがあるもの。着色、白斑など)
Go…要観察歯(歯肉に軽度の発赤、腫脹あり、ブラッシングで改善されるもの)
A歯並びの状態 上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口)、開咬(前歯があいているもの)、
叢生(歯の重なりがデコボコのもの)
B顎関節の状態(開閉時の痛み、及び音がする)
C歯垢の状態
D歯肉の状態などの項目について検査します。
しかしながら、学校で行う検診の環境は決して良いものではありません。
特に照明、唾液の漫延している状態での視診(肉眼)、触診(探針でさわる)が主であり、
表面的なむし歯が確認できません。たとえば、学校の検診でむし歯がゼロといわれても、
歯科医院での定期検査でむし歯が有りというような事はよくあります。すなわち
、歯科医院では明るい照明、バキュームにより唾液を排除、乾燥した状態で行います。
それにレントゲンを用いて歯と歯の間のむし歯、及び、根の状態まで一目瞭然にわかります。
以上のことから、むし歯の早期発見・治療を行い、ブラッシング、予防することに、
健全な口腔内状態を保つ必要からも定期的に診査(定期検診)を受けることをお勧めします。