はいしゃさんのおたより H11.10.1
フッ素の応用法
先月に続いて今月もフッ素について紹介したいと思います。前回の新聞で「なぜフッ素を塗ると
むし歯ができにくくなるのか」わかっていただけたと思います。しかし、そのフッ素をどのように
取り入れるのが良い方法なのかわからず、あまり利用していない方もみえると思います。
そこで、今回はフッ素の応用を紹介します。 
<フッ化物歯面塗布法>
歯科医師または歯科衛生士が行うもので、歯科医院や保健所などでやってもらえます。
3、4ヶ月に1回程度行うのが効果的です。塗布法としては綿球にフッ素をつけ、
直接歯に塗るものとトレーにフッ素を入れ咬んでもらうものなどがあります。その後、
約1時間は飲食されないほうが効果的です。 
<フッ化物洗口法>
方法は、まず口すすぎ又は歯磨きをして歯をきれいにした後、歯科医師に指導された量を口に含み、
お口全体にいきわたるように約30秒ぶくぶくうがいをします。終わったらしっかりと吐き出し、
30分間何も食べたり飲んだりしないようにします。毎日夜寝る前が効果的といわれています。(ミラノールなど)
<フッ化物配合歯磨剤及び予防ペースト>これが一番手軽にできるフッ素の取り入れ方法です。
みなさんが普段使われている「歯みがき粉」のことです。歯ブラシにつけて磨いた後、口をゆすいでもらいます。
その後、予防ペーストを使用して頂くと更に効果的です。使用方法は通常の歯磨き後、歯ブラシに
適量(成人であずき大)とり、約1分間全体に行き渡るように磨いて下さい。その後約30分間飲食をしないようにして
頂くとより効果的です。 フッ素の応用としては以上3つ主です。どれも続けていくことが大切です。
自分に合った方法を見つけ、フッ素を有効に活用し、むし歯のない健康な歯を保ちつづけましょう。