はいしゃさんのおたより H11.11.1
歯肉炎はどんな原因でできるのですか?
歯と歯肉の境目にたまった歯垢中の細菌がつくり出す毒素や酵素などによって歯肉に炎症が起こります。
ほとんどの歯肉炎がブラッシング不足によるものが多いようです。また、口臭の原因にもなります。 
健康な歯肉は淡赤色のきれいなピンク色をしています。歯と歯の間に三角形に少しもりあがっている歯肉を
歯間乳頭といい、歯のまわりにUの字型に付いているのを辺縁歯肉といいます。指でさわるとしっかりとした
感触があります。 もっとも起こりやすい歯肉炎は不潔性のものです。歯ブラシが不十分でプラーク(歯垢)が
残っている場合、歯肉が充血し、特に歯間乳頭が腫れてきます。触ってみるとブヨブヨしていて出血することのあります。
このように歯肉に炎症が起こっている状態で、歯肉が腫れて少しの刺激でも出血してしまいます。原因はプラーク(歯垢)や
歯石のなかに細菌によっても起こるため歯ブラシによる口の中の清掃(ブラッシング)が予防の決め手になります。
毎日のブラッシングが大切です。