はいしゃさんのおたより H12.3.1
過剰歯
今回は過剰歯についてお話したいと思います。「過剰歯」とは一体何か?
簡単にいうと、余分な歯です。本来乳歯は上下合わせて10本ですが、次に萌えてくる永久歯以外に
余分にある歯なのです。過剰歯があらわれる場所は、前歯に多くみられ萌えてくるものと萌えてこずに
埋まったままのものがあります。では、過剰歯があるとどんな影響があるのでしょうか? 
萌えにくいこともあります。萌えている歯の根っこを押しているとその歯は傾いたり変な所から萌えます。
埋まっている歯が周囲の歯の根っこに触れていると根っこが少しずつ溶けてぐらぐらしたりひどい時には
抜けてしまうこともあります。真ん中に埋まっていると異様に前歯が開いてしまいます。 
以上のような事にならないためには過剰歯を取り除くのがいちばん良い方法です。
ただし、周囲の歯に影響もなく咬み合わせにも異常がない場合にはそのまま残しておくことも稀にあります。
過剰歯によって、悪くなった歯並びは、過剰歯を取り除いたあと、矯正などをしてなおしたりします。
なお、過剰歯を見つけるのはX線(レントゲン)が一番確実です。前歯が開いていたり、なかなか歯が萌えて
こない場合は、レントゲンを撮って確かめることをお勧めします。