はいしゃさんのおたより 発行日 H13.11.1
口臭のケア法 今回は口臭のケア法についてお話します。
まずは、基本的な口腔環境を歯医者さんで整えましょう。 ・定期的なスケーリング(除石) 歯石が歯に付着している場合、
歯磨きをしても口臭を起こすバクテリアを抑える意味では効果はありません。そのために専門的に歯石や歯垢をとってもらいましょう。
・むし歯、歯周病など歯科的な治療をする 本人が気がつかない口臭は歯周病やむし歯の放置などが原因だと考えられます。
歯が原因の口臭は、誰にでもわかる口臭なので治療すれば治まることが多いです。
口臭の原因菌=バクテリアを抑える歯の磨き方 ・寝る前 睡眠中は口を動かさないので唾液の分泌が少なくなってバクテリアが増えやすい環境になります。
そのため寝る直前はしっかりと磨いてバクテリアを最小限にコントロールしておくことが大切です。 ・寝起き 睡眠中に増えたバクテリアを口から出すことも大切です。
食事をする前に磨き、食事後も磨けば口の中はさっぱりします。 ・舌を磨く(舌のケアー) 舌には舌苔が付着しています。
この舌苔が口臭の原因になります。舌後方2/3にたまりやすいので舌ベラや舌ブラシで磨くと口臭が減少します。
よく噛んで唾液をだそう しっかりかむことで舌を十分動かすことができます。その結果新鮮な唾液がどんどん分泌されます
。反対に「早食い」だったり噛みごたえのない食品ばかり食べているとなかなか唾液が分泌されません。唾液が出ないということは
新鮮な酸素が途切れるということ。すると唾液の質が変わり、最も避けたいバクテリアがいっぱいの粘っこい唾液になります。
なので、どんなものを食べるときも20回以上噛むことを意識してみましょう。
このように歯科医院で治療や歯のクリーニングをしてもらったり生活習慣を見直すことによって、口臭を予防することができます。
口臭は自己診断せず、歯科医院に相談することをおすすめします。